2017水みらいプロジェクト チャレンジ学校水族館



●竹内 章 プロフィール
長野県箕輪町出身。金沢大学理学部地学科卒業。大阪市立大学大学院理学研究科博士課程修了後、昭和54年から平成27年まで富山大学に勤務。現在、富山大学名誉教授。

発刊にあたって

水みらいプロジェクト2017では、約7ヵ月の期間、県下の小学校3校が「チャレンジ!学校水族館」に、2校が「ジオパーク探検隊」の企画に取り組みました。校下の川で採集した生きものの飼育・観察、そして地元のジオパークでの探検活動のなかで、参加した小学生は、生物多様性の大切さ、急な環境変化への驚き、生命のはかなさを知り、好ましい環境を守り未来に残したいと望むようになりました。その姿や発表会の様子はテレビの特別番組で放映され、こうした野外での体験教育を活発にする重要性が確認されました。一方でプロジェクトに参加した学校間や子どもたちの交流を促進するなどの課題も見えてきました。本プロジェクトを支え成功に導いてくださった参加各校の先生方、保護者をはじめ、魚津水族館・立山カルデラ砂防博物館・富山県中央植物園・国土交通省や県・市町の職員など、多くの方々に対し、深い感謝の意を込めてこの記録集をお届けします。あわせて今後も一層のご協力ご支援をよろしくお願いいたします。

水みらいプロジェクト2017実行委員長 竹内 章


2017水みらいプロジェクト チャレンジ学校水族館
ふるさとの自然やさまざまな命を、大切に思う心を育む

富山の環境のすばらしさと大切さを学ぶ「水みらいプロジェクト」。
県下5校の小学生が「チャレンジ!学校水族館」と「ジオパーク探検隊」に取り組みました。
記録集には、大自然にふれて成長していく姿とともに、みんなのやさしさ、たくましさがあふれています。



ジオパークとは?

ジオパークは「地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」を組み合わせたことば。「大地の公園」という意味で、大地の成り立ちや自然環境など、地球をまるごと学んで楽しめる場所です。2014年に「日本ジオパーク」に認定された「立山黒部」エリアでは、立山連峰から富山湾まで高低差 4,000mのダイナミックな地形と、約38億年の歴史を伝える大地や、さまざまな自然のいとなみにふれることができます。




富山市立杉原小学校 滑川市立東加積小学校 富山市立保内小学校
富山市立福沢小学校 舟橋村立舟橋小学校