歴史に学んで安全・安心なふるさとへ
昔から“あばれ川”と呼ばれ、多くの災害を起こした常願寺川の流域を6年生が探検しました。大地震で流されてきた巨大な石や、土砂を防ぐ砂防ダムなどを見学。地域を見つめ直して、防災マップ作りにも取り組みました。■探検に出発
砂防ダムや大転石について、いろいろなことを学びたいです。常願寺川で起きた災害のことをしっかり知りたいと思います。
立山カルデラ砂防博物館
丹保 俊哉 学芸員
自分たちがあたりまえに住んでいる場所も、実は大きな自然のいとなみが働いていることを感じて学びとってもらいたいですね。
■西大森の大転石
常願寺川中流の立山町西大森で、約160年前の大地震で30km上流から流されてきた大転石に、災害の恐ろしさを感じました。
とても大きな石でおどろきました。
こんなに大きい石が流されてきた石の一部ということにもびっくりしました
■大宮砂防えん堤
砂防えん堤は、上流から流れてくる土砂をためるダムの役割を果たします。土砂が下流へ流れるのを防いでいます。
すごく工夫して造られていて、これなら土砂をしっかり止めてくれると思いました。砂防ダムがなかった昔の人は大変だったろうな…
■正源寺
正源寺は常願寺川がはんらんしないよう祈り、農民を守るため建てられ、“ 鳴き竜”の寺として知られています。
手をたたくとビーンと鳴りました!いい人生になるようお祈りしました
昔の人たちは災害にあいながらいろいろ工夫してきたとわかりました
■地域の防災マップ作り
新たな活動として地域の防災マップ作りをスタート。まず通学ルートで水害の危険がある場所を調べました。
大雨になるとあふれそうな所をチェック!
6年担任 轡田 真理 教諭
みんなで舟橋村の水害の歴史を調べたところ、昭和から今まで7回の水害が起きていました。最近は安全になっていますが、水害の可能性はあるので、もっと安全・安心な舟橋になってほしいと願い活動しています。
■舟橋中学校3年生と合同授業
6年生は水害の危険がある所、中学生は震災の場合の危険な所をまとめて、話し合いながら防災マップ作りを進めました。
私の家族は、たぶん災害が起きたときの危険な場所はわかっていないので、防災マップを作ることは村のみんなのためにいいことだと思います。
もしもの時のために避難場所や避難経路を知っておきましょう!