2017水みらいプロジェクト チャレンジ学校水族館ジオパーク探検隊
杉原小学校 東加積小学校 保内小学校 福沢小学校 舟橋小学校
滑川市立東加積小学校

魚の成長とともに心にめばえた責任感

去年に続いて4年生が学校水族館にチャレンジしました。先輩から引きついだ水そうに、自分たちが取った新しい魚を入れて飼育をスタート。
生きものを育てる難しさ、楽しさ、やりがいを感じ、一人ひとりに責任感がめばえました。

■生きもの採取

上市川の支流・郷川で、ねらっていたカワヨシノボリは取れませんでしたが、タカハヤやエビなどいろいろな生きものを採取しました。

魚津水族館
不破 光大 学芸員

郷川はカワヨシノボリがすんでいる東のはしで、魚の分布の様子がわかる重要な川です。ここよりも東を流れる早月川や片貝川にはいないカワヨシノボリが見つかるといいね。
タカハヤがたくさん取れました。小さいけれどトウヨシノボリも1匹取れたのでよかった!

■飼育

去年から飼育している魚となわばり争いが起きないよう、水そうの石の位置を変えるなど工夫して新しい魚を入れました。
思い描いていたカワヨシノボリの水族館にはなりませんでしたが、魚が増えてにぎやかになった水そうにみんな夢中!

当番を決めて世話を続け、1日4回エサを与えて、日誌に変化を記録しました。放課後にはみんなで協力して水そうのそうじもしました。

水そうに近づくと、エサをもらえると思うのか、魚たちが集まってきてかわいいです。
魚の飼育は大変なこともありますが、いったん育て始めたのだから、責任を持って、しっかり最後までお世話したいです。

■学習発表会で発表

新学期には学校水族館を3年生へ引きつぎます。そのため自分たちがどんなふうに生きものを大切に世話してきたかを、劇にまとめて発表しました。

発表は面白かったです。魚をしっかり育てているとわかり、引きつぐのが楽しみになりました。
とても楽しかった!いろいろな生きものを大切にしていきたい
ちゃんと3年生に伝わってうれしい

4年担任
石井裕介 教諭

いいかげんな世話をしていると死んでしまうという厳しい現実も体験して、生きものを大切にする心が育っていきました。これからも身近な川や生きものに興味を持ち続けてほしいです。