水草から水辺の環境へ、広がる気づきと学び。
身近な水草に目を向け、水草を育てることで環境について学ぼうと、富山市立鵜坂小学校の6年生140人が プロジェクトに参加しました。県立中央植物園のみなさんにサポートしてもらい、外来種と在来種を同じ水そうに植えつけたり、学校の近くで採取した水草を育てたり、アクアリウムづくりにもチャレンジ。かれてしまう水草、たくましく育つ水草など、栽培しながら水辺の環境の大切さを知り、水草とともに自分たちも成長しました。■水草の出前授業
水辺の環境と深いかかわりのある水草に、まずは関心をもつことから始めようと、富山県中央植物園の中田園長の“水草の出前授業”が行われました。
■水草の植えつけ
6年2組と4組の70人は、日本に生息する在来種と、外国から持ちこまれた外来種の水草の植えつけにチャレンジ。
在来樹と外来種を同じ水そうにミックスして植えてみます。
私たちは在来種の水草だけを植えて観察します。
富山県中央植物園 中田 政司 園長
在来種と外来種をいっしょに育てたらどうなるか?いろいろ考えを広げてほしいですね。
在来種と外来種をいっしょに育てたらどうなるか?いろいろ考えを広げてほしいですね。
2組と4組が水草を植えた水そうが、中央植物園の水草展に展示され、子どもたちがテープカットに参加しました。
水草がどのように変化するか気になるので、夏休みにまた見に来ます!
自然に関心をもつことはよいことです。いろいろ発想が広がりますね。
■学校周辺の水草の植えつけ
3組は学校のまわりで採取した7種類の水草を水そうに植えました。中には絶滅の恐れがあるナガエミクリもあります。
6年3組担任 亀井 信 先生
身近な自然の大切さや水草への愛着心をもってほしいと思います。
身近な自然の大切さや水草への愛着心をもってほしいと思います。
富山県中央植物園 川住 清貴 さん
光合成の酸素のアワが見えるので、水草ならではの楽しさを味わってほしいですね。
光合成の酸素のアワが見えるので、水草ならではの楽しさを味わってほしいですね。
■アクアリウムづくり
1組は、6種類の水草から3種類えらんでマイボトルに植え、水と緑と光が美しいアクアリウムを作りました。
水草やタニシ、ビー玉が、どこからでも全部見えるようにしたことがポイントです。
できたぞ~。
■発表会準備~発表会
水草が枯れて心配しましたが、冬は枯れると聞いて安心して育てました。
4つのクラスがいっせいに発表!5年生にプロジェクトを受けついでもらいたいと、失敗したこともふまえて伝えました。
5年生にもわかりやすく、水草についてを知ってもらえる発表にしたい!
水草の寿命は種類にもよりますが、条件がそろえば何年でも生き続けるよ。
こまめに育てると、きれいに伸びます。自分もいっしょに成長できると思います。
6年1組担任 宇佐美 香里 先生
さまざまな環境の中で水草がけんめいに生きている姿を見て、命の尊さや偉大さを感じられたのではないでしょうか。
さまざまな環境の中で水草がけんめいに生きている姿を見て、命の尊さや偉大さを感じられたのではないでしょうか。