●朝日町立あさひ野小学校
絶滅しそうな命をはぐくみ、環境の大切さを心にきざむ。学校に近い川の自然にもっと親しもうと、あさひ野小学校の6年生35人がプロジェクトに参加しました。県東部を流れる小川水系の山合川での生きもの採取では、絶滅のおそれがあるアカザをはじめ、魚がつぎつぎとあみに入りました。水そうのくふうや、エサやりについて、みんなで話しあって大切に育て、学校水族館が完成!調べたこと・わかったことの発表を聞いて、下級生たちも自分たちのすぐそばにきちょうな生きものがいることにおどろいたようです。水とふれあい、さまざまな命をはぐくんだ体験は、たくさんの思い出とともに、環境の大切さを教えてくれました。 |
アカザ |
かん声がわきあがります。生きものは魚津水族館の不破さんにかんていしてもらいました。
- 魚津水族館 不破 光大 学芸員
元気なカジカだね。正確にはカジカ大卵型、富山県の川の上流にすんでいます。アカザがとれたのはラッキー!「レッドデータブックとやま」で絶滅危惧種に指定されているよ。
- 魚津水族館 不破 光大 学芸員
水そうは、みんなが見た山合川のようすをできるだけ再現してください。石をつんで、すき間をいくつも作ったり、流れをつけてあげたり、カジカやアカザのすみかを作ってあげよう。
飼育方法をしんけんに話し合いました。 |
アカザが1匹、サワガニに 食べられてしまった…。 |
見てかっしゃい!「あさひ野アクアリウム」 完成だ!! | |
- 大蔵 慶子 教諭
子どもたちは登校するとまず水そうを見て、魚のようすやエサのことなど話していました。
魚を育てることが子どもたちの毎日にとけこんでいくようで、魚とともに子どもたちも成長したと思います。
それぞれテーマごとに調査・研究したことを発表しました。クイズなども取り入れて、下級生にもわかりやすく楽しく伝えました。 |