2014水みらいプロジェクト チャレンジ学校水族館 ジオパーク探検隊
上中島小学校 東明小学校 成美小学校 井口小学校 小杉小学校 宮川小学校
射水市立東明小学校

 

川の魚・海の魚を育てながら、命への感謝がめばえました。

工業地帯を流れる用水路にはどんな魚がすんでいるのだろう?と関心をもった5年生62人が参加してプロジェクトがスタートしました。用水路での生きもの採取では、富山県ではあまりとれた記録のない、めずらしい魚がとれてビックリ!川にすむ淡水魚と、海にすむ海水魚がいっしょにすんでいることもわかりました。大切に飼育しても、死んでいく魚たち…。みんなの心に命への感謝や思いやりがめばえ、そして命をはぐくむ自然の大切さを学びました。




【採取】

7月、工場から出るはい水もまざる用水路で、ドキドキ・ワクワクの生きもの採取です。魚を追いこむ人、まちかまえる人、みんなで力を合わせてとった魚をかん定すると、おどろきの成果が…。
魚津水族館 木村 知晴 飼育員
この用水路には川にすむ魚と海にすむ魚の両方がいます。
ちょっと特しゅな環境です。

5年1組担任 松本 薫 教諭
魚はきれいなところにいるイメージがありますが、いつもベストな環境にいるわけではありません。
人と魚が共存できる場所をさぐっていきたいと思います。


魚津水族館 不破 光大 学芸員
海の魚であるボラがとれました。
ゴクラクハゼは2007年まで富山県でとれた記録がなかった川の魚。
アベハゼは100年の歴史がある魚津水族館でも展示したことのないハゼです。
どちらも、とてもきちょうな魚です。

ゴクラクハゼ アベハゼ



【 飼育 】

 
8月になり、死んでしまう魚が目立ち始めました。人間のつごうで命を落とした生きものたちに感謝をこめて、お墓をつくり手を合わせました。   10月末、水そうの水かえのため、用水路へ水くみに行き
ました。わずかな塩分がふくまれた用水路の水が、魚た
ちを元気にしてくれることを祈ります。



【 発表会 】

2月の発表会では、生きもの採取での大発見について、また川の魚と海の魚が同じ用水にすんでいる理由など、わかりやすく説明しました。自然の大切さを伝え、5年生から4年生へ、飼育のバトンリレーをしました。

生きものの命、そして生きものがすむ環境を大切にしなくてはいけないとわかりました。