2014水みらいプロジェクト チャレンジ学校水族館 ジオパーク探検隊
上中島小学校 東明小学校 成美小学校 井口小学校 小杉小学校 宮川小学校
魚津市立上中島小学校

 

みんなの心にきざまれた自然の豊かさ、命のはかなさ。

上中島地区を流れる角川に親しみ、そこにすむ魚たちを育てることで、身近な自然の豊かさを知ろうと、5・6年生17名がプロジェクトに参加しました。ウグイ、タカハヤ、トウヨシノボリ、絶滅危惧種のスナヤツメなど、角川でとった生きものたちを飼育し始めましたが、水そうそうじなどちょっとした変化で魚が死んだり、砂にもぐっていたスナヤツメがいなくなったり…。命とふれあう楽しさと同時に、飼育のむずかしさ、命のはかなさを心にきざみました。




【採取】


プロジェクトをサポートしてくれる魚津水族館の
不破さん・斎藤さんと、8月に角川で生きもの採
取をしました。
魚津水族館 斎藤 真理 飼育員
アジメドジョウは角川が生息地の東限、ぜひ見てもらいたいです。

魚津水族館 不破 光大 学芸員
魚津にある川の中でも、片貝川、角川、早月川は安定して流れていて、魚がたくさんいます。

アジメドジョウか!?と思ったら、絶滅危惧種に指
定されたスナヤツメでした。小さいときは砂にも
ぐって生活していて、水そうで育てるのはむずか
しいそうです。
スナヤツメ

6年担任 谷内 亮太 教諭
地元の川でとった魚を飼育することで、身近な川
や水環境、めぐまれたところに住んでいることを確かめてほしいですね。
とった魚は学校へ持ち帰り、本格的な淡水魚飼育専
用の水そうにいれました。いよいよ魚の飼育がスタ
ート!ところが10月になり、水そうの魚に異変が
おきました。
 



【不破さんの出前授業】

ウグイなどはじゅんちょうに成長しているのに、底の砂をさらってもスナヤツメがいません。出前授業のと
きに不破さんと、生きているか確かめようとしましたが姿を現しませんでした。

スナヤツメは、生きていますか?


川では、しんどうを与えると魚が出てきます。
水そうでもトントン…とやってみよう。





【発表会】



ウグイやタカハヤなどの飼育や、その天敵・モクズガニの脱皮を見たこと、そしてスナヤツメがいなくなったことなど、約半年間の学校水族館のようすを発表し、水環境を守ろう!とみんなに呼びかけました。

少しの環境の変化でも、魚の命にかかわることを学びました。
これからも上中島の自然を守ってほしいです。

自分たちが知らなかった角川の生態系など知ることができてよかったです。