自然と命の大切さを伝えつづけたい。
毎年「学校水族館」に取り組み、自然や命の大切さを学ぶ東加積小学校。今年も4年生が、自然から命をあずかり育てるむずかしさに悩みながらも、やさしく、たくましく成長することができました。
■生きもの採取
郷川での生きもの採取で、ドジョウやトンボのヤゴなど11種類がとれました。めずらしいハゼ科のカワヨシノボリや、ナマズの仲間のアカザもいました。
魚津水族館のスタッフに生きものの種類や特徴を聞き、郷川の水がきれいに保たれているとわかりました。
魚津水族館
不破 光大 学芸員
カワヨシノボリは富山県では郷川より東の川にはすんでいません。近ごろ少ないので、見つけることができてよかった!
■飼育
採取した生きものは、学校の水そうで飼育
します。魚たちを観察しやすいように、水そうのコケはしっかりそうじして大切に世話をしました。
水の温度に気をつけて、いつも水をきれいにして育てましたが、カワヨシノボリなど死んでしまう魚もいました。悲しいできごとでしたが、生きものを育てる責任感が、みんなの心にめばえました。
エサの量は正しく、そう
じは手をぬかず、しっかりやります。
自然からもらった命を、やさしく、ちゃんと育てたいです。
カワヨシノボリやエビも…
いなくなってしまいました。
カワヨシノボリのための
ちゃんとしたエサがないから死んだと思う。
■学習発表会で発表
活動のまとめとして、また3年生へ活動を 引きつぐため発表会を行いました。わかりやすく伝えようと絵や写真も使うなど、くふうして準備しました。
これまでのいろいろな活動や、カワヨシノボリなどの飼育方法についても発表しました。おもしろく楽しく、わかりやすく、みんなで考えたクイズや劇でもりあがりました。
発表をきいて、命をちゃんと育ててほしい。
3年生
魚たちのことが、よくわかりました。
命をあずかっていることそうじをしないと魚が苦しむことを伝えられたと思います。
3年生
エサのやり方やそうじ
の方法も、わかりやすかった。