2015水みらいプロジェクト チャレンジ学校水族館
石田小学校 舟橋小学校 鵜坂小学校 福野小学校 池多小学校 上平小学校
黒部市立石田小学校

生きものがすみやすい世界を守りつづけたい。

富山7大河川のひとつ片貝川の右岸を流れる農業用水で、5年生45名が生きもの採取にチャレンジ!ウグイやシマドジョウなどのほか、魚津水族館でも展示されていないビリンゴ、ゴクラクハゼというめずらしい魚がとれました。楽しみに飼育を始めましたが、次々と魚が死んでピンチに…。みんなで話し合い、エサを工夫して生き残った魚を育てながら、小さな命の大切さ、そして生きものがすみやすい環境の大切さを学びました。

■生き物採取

生きものがたくさんいると、保護者から情報のあった農業用水路。
採取を始めると、すぐに手ごたえがあり、みんな夢中でいろいろな種類の魚たちをとりました。
きた~ !!
はじめてとれたから、うれしかった。
保護者ボランティア 飛騨 徹 さん
子どもたちを手伝いにきたのですが、自分の方が楽しんでしまいました。
5年1組担任 牧田 静代 先生
地元に生きものがいるのは、とても楽しいことです。生きものがすむ世界をなくしたくないという思いを、体験を通して感じてほしいですね。
魚津水族館 不破 光大 学芸員
今日は富山県内でもめずらしい、ゴクラクハゼとビリンゴがとれました。ぜひ飼育に挑戦してほしいと思います。

■飼育

飼育を始めて2カ月ほど、水そうの魚に変化が起きました。
ウキゴリがほかの魚を食べたり、元気だったビリンゴは病気になり、なおってほしいという願いも届かず死んでしまいました。
ビリンゴが病気になり、塩水で飼うことにしましたが、死んでしまって少しがっかりです。
秋になり、ゴクラクハゼが全部死んで水そうは大ピンチ!不破さんから、エサを微生物にしようとアドバイスされ、ユスリカの幼虫のアカムシをあたえると、すぐに食いつきました。
アカムシに食いついた!微生物も食べさせた方がいいと思う。

■発表会リハーサル~発表会

大切に育てても死ぬ魚、ほかの魚を食べてでも生きる魚など。「実際の経験を大事に伝えよう」という不破さんのことばを大切に、自分の目で見て考え、感じたことを発表しました。
お父さん・お母さんを前に、ドキドキしながらも元気に発表!
保護者
自然とふれあい、みんなが命の大切さをわかってくれたことがうれしいですね。
10年後、20年後、今よりもっと生きものがすみやすい環境をつくりたいです。