「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」駿河湾のキッズたちが富山に!深海基礎講座④を開催しました

2024年9月22日 【富山県滑川市】

一般社団法人とやまミライラボは、2024年9月22日(日)に、富山湾での研究をきっかけとしてあらゆる分野で活躍するスーパーキッズを育成する「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」の一環として、「深海基礎講座④」を実施しました。
富山湾と同じく「日本三大深湾」である駿河湾のキッズたちと、2度目の共同学習を行いました。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要

内容 深海基礎講座④
日時 2024年9月22日(日)
場所 富山県滑川市
参加人数 9名(小学5~中学2年生)
協力団体 ウェーブ滑川、ユウ・アクアライフ、プロジェクトデザイン

海洋深層水を舌で体感

9月21日(土)から23日(月・祝)の3連休を利用して、深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾のメンバーが富山へ。22日(日)には、富山湾で深海研究をする子どもたちも合流し、共同で学習を行いました。
まずは、富山湾の水深333メートルから深層水をくみ上げている施設「アクアポケット」へ。太平洋側のものと違い、温度が冷たくきれいな富山湾の深層水は、様々な商品に活用されていることを学びました。そして、商品の製造などに利用されている高濃縮の深層水も試飲。塩分が通常の3%から15%にまで濃縮された深層水を口に運ぶと、子どもたちは、そのしょっぱさに驚いている様子でした。

水中ドローンの映像で富山湾の深海を観察

海洋深層水が広がる富山湾の海の中の様子は、水中ドローンの映像で観察しました。
海底で撮影された、オオグチボヤやノロゲンゲ、シロエビやホタルイカの姿に子どもたちは大興奮!しかし、海底にも多くのごみが溜まっている様子も目の当たりにしました。
子どもたちからは「なんとかしなくてはいけない」という声も聞かれました。

カードゲームで海洋ごみについて考えよう

「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームを通じて、海洋ごみ問題について話し合いました。このゲームでは、地域の状況(市民意識/便利さ/技術/ごみ・汚れ)を見ながら、海洋ごみを減らすにはどうするべきか、行動を選択していきます。単にごみを減らすことだけを考えていると、便利さが失われるなどの難しさがあります。
富山湾のキッズと駿河湾のキッズは互いに、様々な人の立場から海洋ごみ問題に向き合い、解決に向けて意見を出し合いました。

参加した子どもたちは

子どもたちからは、「(ゲームを通じて)プラスチック製品を“買わない”ではなく“買うことを減らす”とか、厳しさをなくすのがいいと思った」「駿河湾の人たちは自分には持ってない考えを持っていることがあるから、おもしろい」といった声が挙がっていました。

こちらから、イベントレポート動画もご覧ください♪

今後は個別研究に向けて学習を進めていきます。

団体概要

団体名称 一般社団法人とやまミライラボ
URL https://www.bbt.co.jp/toyama-mirailabo/zaimu/
事業活動の概要 富山県の豊かな海を未来に残すため、海と人をつなげる活動や子どもを中心とした海洋教育を推進。また、海洋ごみ削減のために富山市と連携した取組みなど。

主催:一般社団法人とやまミライラボ
共催:日本財団 海と日本プロジェクト

お問い合わせ

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト事務局in富山湾

〒939-8550 富山市新根塚町1-8-14 富山テレビ放送 企画戦略室内(担当:谷川、蟹谷)
TEL:076-492-7146(9:30-17:30 ※土日祝除く)
Mail:shinkaikids@bbt.co.jp