富山湾とは違う深海生物、そして友との出会い!
2泊3日で駿河湾に遠征しました。

一般社団法人とやまミライラボは、2024年8月5日(月)から7日(水)に、富山湾での研究をきっかけとしてあらゆる分野で活躍するスーパーキッズを育成する「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」の一環として、「駿河湾遠征」を実施。富山湾と同じく「日本三大深湾」の一つである駿河湾では、様々な発見や出会いがありました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要

内容 駿河湾遠征
日時 2024年8月5日(月)~7日(水)
場所 静岡県沼津市、静岡市
参加人数 10名(小学5~中学2年生)
協力団体 静岡新聞・静岡放送

駿河湾に住む深海生物との出会い

8月5日(月)、夏休みを利用して、富山駅から新幹線と在来線を乗り継いで4時間。
日本三大深湾の一つ駿河湾がある静岡県を訪れました。
まず向かったのは沼津港深海水族館。富山湾に住んでいるものとは全く違う深海魚に出会い、みんな興奮が収まらない様子でした。
また、3億5千万年前から深海で生き続けている「生きる化石」シーラカンスの冷凍個体も見学。飼育員の方にもたくさん質問をし、知識を深めました。

駿河湾キッズとの共同学習!

2日目は、深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾のキッズたちとの共同学習。駿河湾深海生物館へ行って「ヨコヅナイワシ」や「ラブカ」の標本を見たり、昼食は深海魚「メヒカリ」を食べたりと、一緒に行動し、互いに仲を深め合いました。
また、フェリーにも乗船。船内では、粘土を使って駿河湾の地形を学ぶワークショップも実施しました。すっかり打ち解けて協力しながら作業する、富山湾と駿河湾の子どもたち。「疑問に思ったことをみんなで解決していくことが面白かった」などの声が聞かれました。

海についてもっと知ろう!

3日目は、静岡市の三保半島にあるBeach hotel goseaʼsで、海岸に打ち上げられた漂着物を種類ごとに分ける「ビーチコーミング」を行いました。貝殻や魚の骨などと同じぐらい見つかったのは、たくさんのゴミ。三保の内海でも多くのごみが流れ着いていることは驚きでした。海洋ごみが一部の地域だけの問題ではないことを、改めて認識しました。
また、海を通じて三保の活性化を目指す合志明倫さんのお話も聞きました。
海の現状や未来、可能性について考えるひと時になりました。

参加した子どもたちは

子どもたちからは、「駿河湾がどんな地形になっているか学べた」「富山湾と駿河湾、それぞれ違う環境や生態があった」「今まで学んでことを踏まえて今後の研究対象を決めていきたい」といった声が挙がっていました。

こちらから、イベントレポート動画もご覧ください♪

次回は、駿河湾のキッズと富山湾での共同学習を予定しています。

団体概要

団体名称 一般社団法人とやまミライラボ
URL https://www.bbt.co.jp/toyama-mirailabo/zaimu/
事業活動の概要 富山県の豊かな海を未来に残すため、海と人をつなげる活動や子どもを中心とした海洋教育を推進。また、海洋ごみ削減のために富山市と連携した取組みなど。

主催:一般社団法人とやまミライラボ
共催:日本財団 海と日本プロジェクト

お問い合わせ

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト事務局in富山湾

〒939-8550 富山市新根塚町1-8-14 富山テレビ放送 企画戦略室内(担当:谷川、蟹谷)
TEL:076-492-7146(9:30-17:30 ※土日祝除く)
Mail:shinkaikids@bbt.co.jp