「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」海で学ぼう!富山湾でフィールドワークを開催しました

2024年6月16日 【富山高等専門学校の練習船・若潮丸にて富山湾へ】

一般社団法人とやまミライラボは、「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」の3回目の講座を開催。「フィールドワーク」として、海上での学習プログラムを6月16日(日)に実施しました。
富山高等専門学校商船学科の練習船・若潮丸に乗り込み、射水市の臨海実習場艇庫を出発して富山湾へ。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要

内容 フィールドワーク
日時 2024年6月16日(日)
場所 練習船・若潮丸(富山高等専門学校臨海実習場艇庫より15キロの沖合)
参加人数 10名(小学5~中学2年生)
協力団体 富山高等専門学校

まずは船の中を探検してみよう!

早速、練習船・若潮丸に乗り込んだ子どもたち。こんなに大きな船に乗るのは初めてという声も多く、その迫力に大興奮していました。船内で行われた開講式では、この日の学びをサポートしてくれる富山高等専門学校の先生や生徒の皆さんにご挨拶。普段なかなか見ることのできない機関室なども案内してもらいました。中をのぞき込んだり写真を撮ったりと興味津々でした。

いざ富山湾へ出航!クジラもお出迎え!?

新湊大橋をくぐり、目指すは富山湾の沖合15キロの海上です。
途中で、海の色がくっきり分かれている場所を発見!川から流れ出た水と海水とが混ざり合っている様子を見学しました。さらに、クジラと見られる生き物がジャンプする瞬間にも遭遇!珍しい光景に、走り寄って眺めました。
約1時間かけて観測場所に到着すると、いよいよ実験開始。採水器で水深600メートルの水を採取し、また、カップ麺の容器を沈めて、深海の水圧によってどのような変化があるのかを調べました。引き上げたカップ麺は小さくつぶれていて、水圧の高さを目で見て実感。そして、くみ上げた深海の水に触れたり口にしたりすると、「冷たい!」「しょっぱい!」などの歓声があがっていました。

深海の生き物も観察しました!

専用のネットを使った深海のプランクトン採取も行われ、生き物が大好きな子どもたちは大興奮!顕微鏡で覗くと、カイアシやヤムシなど、様々な生物が動いている姿を観察できました。カップ麺の容器を使って水圧を実感したこともあり、「こんなに大きな水圧がかかっている場所でも生きられる深海生物はすごい!」とみんな驚いていました。

参加した子どもたちは

もともと海や魚について詳しい子どもたちとはいえ、海上での実験はほとんどが初めての体験。「顕微鏡でプランクトンを見るのが楽しかった」「大きい船に乗れて嬉しかった!」といった声が聞こえてきました。また、「深海で生き残るための工夫・体の構造が気になる」といった新たな疑問も生まれたようです。

こちらから、イベントレポート動画もご覧ください♪

次回は、深海基礎講座③。富山湾の魚について学ぼうをテーマに、深海魚に触れ、解剖にも挑戦します!

団体概要

団体名称 一般社団法人とやまミライラボ
URL https://www.bbt.co.jp/toyama-mirailabo/zaimu/
事業活動の概要 富山県の豊かな海を未来に残すため、海と人をつなげる活動や子どもを中心とした海洋教育を推進。また、海洋ごみ削減のために富山市と連携した取組みなど。

主催:一般社団法人とやまミライラボ
共催:日本財団 海と日本プロジェクト

お問い合わせ

深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト事務局in富山湾

〒939-8550 富山市新根塚町1-8-14 富山テレビ放送 企画戦略室内(担当:谷川、蟹谷)
TEL:076-492-7146(9:30-17:30 ※土日祝除く)
Mail:shinkaikids@bbt.co.jp