2011水みらいプロジェクト


●竹内 章 プロフィール
長野県箕輪町出身。金沢大学理学部地学科卒業。大阪市立大学大学院理学研究科博士課程修了後、昭和54年から富山大学へ。現在、富山大学大学院教授。

発刊にあたって

水みらいプロジェクトは、「水の王国とやま」に住む小中学生を対象に「水」に関する学習や調査・研究活動を通して「水」に対する興味を高め、「水・環境」の大切さの認識を促進する事業です。9年目となる今年度の事業では、県内各地域で水環境を調査する活動や探検・自然体験に取り組んでいる学校・団体のなかから、氷見市立湖南小学校、反保島環境保全児童クラブ、射水市立大門小学校、ガイヤ自然学校とやま校、うおづ水辺の調査隊という5つの小学校・団体の皆さんに応募していただきました。仲間たちで数ヶ月間、元気いっぱい水に親しんでいく姿が放送局のテレビカメラにきっちりと収録されました。この映像は、2011年12月に富山テレビ放送の特別番組で放映され、本書付録のDVDにも収められています。水道水がおいしい富山だからこそできる子どもたちの活動の様子を発信することで、環境マインドが一層広がることを期待しています。本プロジェクトを支援してくださった方々に対し、深い感謝を込めてこの記録集をお届けします。今後も一層のご協力をよろしくお願いいたします。

水みらいプロジェクト2011実行委員長 竹内 章


とやまは、豊かな水の王国。
大地を潤し、生命を育み、未来に流れる、かけがえのない水の恵みに感謝しながら

蛇口をひねれば、いつでも安全でおいしい水がほとばしる私たちの富山。
澄みきった清らかな水によって、人々の生命はつながれてきました。
そんな富山県内の子どもたちが、かけがえのない水環境について知識と体験を深めました。
学校近くの川には、めずらしい生きものがすんでいました。海では、魚釣りや素潜りをして思いきり遊びました。
農業用水でも水そのものと向き合い、たくさんの調査や発見をしました。
今まではあたりまえにながめていた水や川、水辺に、新しい感動がありました。
これは、そんな水の大切さと出会い、自然環境の尊さを学び、これからも守っていかなければと考えた、
富山の子どもたちの2011年の記録です。


 氷見市立 湖南小学校
 ガイア自然学校 とやま校
  反保島環境保全児童クラブ
  うおづ水辺の調査隊
  射水市立 大門小学校