番組審議会概要

富山テレビでは、放送番組の適正を図るために番組審議会を置き、番組等に関して委員のご意見をお聞きしています。また、「BBTスクランブル」(今月は29日あさ5:05~5:15)内で、番組審議会の様子をお伝えしています。


今回の審議番組 (令和7年6月12日開催)

BBT ドキュメンタリーズ「記す ~ある地域新聞の営み~」

令和7年5月31日(土)午後4時30分~午後5時25分


南砺市城端で100年以上続く地域新聞「城端時報」。月1回発行され、取材・編集・配達のほか購読料の集金など、ほとんどの作業を「同人」と呼ばれる9人の有志で行っています。戦中、軍事郵便で届いた戦地からの手記を掲載するなど、異国の戦地とふるさとをつないだ城端時報は、戦争による物資の統制運用で紙の原料、パルプの入手が困難になり廃刊を強いられるも、終戦から半年の昭和21年に再刊。以来、地域のニュースを伝え続けてきました。過疎化に伴う購読数の減少に加え、同人の高齢化など、城端時報の存続には課題が山積みです。それでも地域のため、読者のために、城端のいまを記録し続ける同人たちの営みを見つめました。


出席委員(敬称略)

委員長

:松田英昭

副委員長

:岡本有紀子・加古佳子

委員

:石﨑大善・林政義・藤井公嗣

リモート出席

:河上めぐみ・山本善裕・髙野吉寿


BBT出席者

中西代表取締役社長・滝澤代表取締役副社長・石田取締役業務局長・砂原報道制作局長 福島報道制作部専任部長・齋藤ディレクター
伊藤編成部副部長・蟹谷編成局長兼番組審議会事務局長


感想

  • 城端時報について初めて知った。
  • 自分たちの地域は自分たちでつくっていく、という想いは素晴らしいと感じた。
  • 取材対象も多く、それぞれの人物が魅力的で、熱意が活き活きと伝わってきた。
  • 同人の皆さんの活動や作業を細部まで丁寧に取材してあることで、皆さんの想いがよく伝わった。

意見

  • 番組のメッセージ、狙いがわかりにくかった。もっと視点を絞ってコンパクトにした方が見やすかったのではないか。
  • 発行者側の視点としての身近な報道の大切さはよくわかったが、行政、教育者、学生など若年層の購読する側の意見を聞きたかった。
  • 若い世代にどう繋げていくか、今後も取材してもらいたいと思った。
  • 今回のように、小規模で身近にあってもあまり知られていないところを、これからも取り上げてもらいたいと思った。
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